12月12日にご紹介した、地盤改良工事のその後についてです。
自費で地盤改良工事を行った、I様邸では敷地内に14カ所の穴から改良剤を充填しました。
空洞化している所へ液はどんどん流れ込みます。
ところが、この日の夜
キッチン、トイレ、お風呂のお水が排水されなくなりました。
空洞化を埋めるための改良剤が、ズレていた配管にも注入されたのですね。
薬液を注入せずにいたら、空洞に排水が流れ続けていたということでしょか?
I様邸では工事を行ったことで発見することができました。
それと、外壁の外側からの注入でしたが、地中の地割れから侵入した充填剤が居間の床下まで到達していました。
・・・ということはこの地域の他の宅地の下はどうなっているのでしょうか。考えたらおそろしくなりました。
地盤改良工事の様子は、UHBみんなのテレビでも紹介されました。
3ヶ月を過ぎ、振り返る内容にもなっています。ご覧ください。
VTRの中で話されていた宅地復旧の費用については、宅地復旧支援事業のページをご覧ください。
投稿いただきありがとうございます。今回の工事を依頼したIです。
下水管の詰まりについては、翌日中に同じ業者さんに対応していただきました。
下水管がずれていたのも工事をしなければわかりませんでしたし、排水の漏れも地面が凍りつく前に直せてよかったです。
また、下水管を地下の空洞にたとえると、空洞があれば写真のとおり充填剤で満たされることもわかります。
今回掘り起こしてみて下水管のズレは直りましたが、地震の影響により管の傾斜が緩やかになり、水が流れにくくなったのではないかと言われました。
地震の影響により、他のお宅でも各種配管のズレや断裂している可能性があります。
今回の工事が、今後の対策の選択枝として皆様のご参考になれば幸いです。
Iさんのお話を聞いたり、VTRを見てウチの宅地も地割れが多いので施工して貰おうと思いました。
さっそくお隣さんとも話しをしました。
現実的に見ちゃうと色々想像してしまいこわいですが、大変参考になりました。
ありがとうございます!
里塚21号線など、水道管の大規模な破裂については報じられていますが、各戸の配管のずれなどはあまり注意喚起されていないように思います。
今回の地盤改良及び下水管のずれに関しまして、地盤品質判定士の先生から下記のコメントをいただきましたのでご紹介します。
熊本でも配管の破損や、沈下により勾配が変化して逆流する事象が多く見られました。地盤改良や沈下修正工事では、配管類のやり直しは必然で、工事の前に仮設配管を行ったものもありました。
それに比しても(地下の)空隙の規模が大きい事に驚きです。9月以降も変化が継続していた事が想像されます。
以上が先生のコメントですが、我が家でも地震後は排水口からの臭いがきつく、今でも継続していることからも、排水がスムーズでない可能性があります。
薬液注入工事で自宅ではなく、隣の家を動かしてしまって大変なトラブルになりました。
両隣や隣接している住宅の方の了承を得てから工事を検討すると安心だと思います。
浦安市の施主様、貴重なご意見ありがとうございます。
今回は自宅の基礎下だけの応急処置で、充填剤の量も少なかったので、隣家への影響はなかったのですが、雪解け後の本格的な工事の際にはトラブルがないよう対応したいと思います。
隣家が避難されていて、連絡先がわからない場合は、市役所や復興委員会に仲介をお願いする必要もありそうですね。