里塚中央復興に向けた各種支援及び地盤強化に伴う同意内容等の説明会
日 時:2019年2月23日(土)19:00~
場 所:里塚中央会館
対 象:里塚中央1条1丁目、2丁目の一部住民
主 催:里塚中央災害復興委員会
土曜日の19:00からという時間帯でしたが、約100名72世帯の方が集まり今後の地盤強化スケジュールや同意内容の説明会に参加されました。今回は里塚中央災害復興委員会主催で開催し、里塚中央町内会、および里塚中央災害復興委員会の会長であります盛田氏からの挨拶で開始されました。(以下写真クリックで次第PDFが開きます)
里塚地区市街地復旧推進室からは、桜井室長を筆頭に、対策工事の技術的・専門的事を担う担当課長、建築業に精通した担当係長、現地事務所で相談受付に当たる支援策のスペシャリスト若手職員のお二人と、過労が続き室長命令で本日はお休みされた担当職員が紹介されました。心強いですね!
資料は↓からダウンロードできます。画像をクリック。
以下、事前アンケートの回答について。
先に配布された「主な被災者支援(まとめ)」(A3)、「住宅再建ガイド」を基に、支援金についての制度理解を深める説明をして欲しい。
赤色で囲っている部分が活用できる。青色は場合によって活用できる。
具体例①全壊、具体例②半壊は、みなし仮設住宅に移り住み、家屋を公費撤去し建て替えをされる場合。
具体例③一部損壊は住宅の補修を行う場合。
加算支援金200万円を受け取れますが、建て替えについて契約をした後に再度申請が必要です。
災害支援金は2万円となっていますが、50万円以上の修理費がかかった場合は申請により20万円が戻ってきます。
その他、貸付制度もあります。住宅環境に違いがありますので、現地事務所でスペシャリストにご相談を!
「道路の深層混合処理工法」「宅地の薬液注入工法」について、適応範囲のどの地点からどの方向に、どんな手順で行われるのか。またおよそのスケジュールについて説明して欲しい。
(個々の住宅再建計画を立てる上で、早めに提示して欲しい。)
液状化に関しては防止することはできないが、土砂流出防止対策として、宅地部分は薬液注入。道路は深層混合処理、公園は砕石への置換を行う
地下水対策として、
道路は、深層混合処理工法を行う全ての道路に暗渠排水管を設置、
公園では、広範囲で透水性の高い砕石に置き換え、集水した水は三里川BOXへ排水
上流側(国道36号線側)の道路は、一定の深さまで透水性の高い砕石に置き換え、集水した水は三里川BOXへ暗渠管により排水
2019年3月、今年度は対策範囲の方へ工法の同意と住宅再建の確認を実施。
上記具体例①②の方で「被災家屋等撤去制度」を利用する方の申請期限は、2019年3月29日から2019年6月28日まで延長予定とのことです。
2019年4月、工事に関する説明会開催予定。地盤改良工事の施工計画は、施工業者決定後の説明会で説明。
2019年5月、工事開始
2020年、公園の砕石置換工事、
用地については2019年度は仮杭設置・境界立会確認。2020年境界杭設置・法務局へ登記申請
宅地復旧事業を終了した家屋が、後に市による「宅地の薬液注入」によって家が傾くなどの被害が出た時の対応について説明して欲しい。
上記赤い文字に書かれている通りです。
「道路と宅地の一体的な復旧」について、住民の捉えの共通理解を図るため、もう少し詳しく説明して欲しい。
例えば「宅地のかさ上げを道路の復旧に併せて札幌市が行う」(道路の高さを上げることに併せて宅地の高さを上げる:第3回説明会)という説明について、家屋を解体した宅地と、解体しないで補修する宅地についてのかさ上げについて確認したい。
道路と宅地の高さを合わせるための作業は、宅地内に構造物が無い(更地)の場合はかさ上げ、宅地内に住宅など構造物がある場合はすり付けが基本。
範囲については各宅地ごとで隣地の状況により異なるため個別に協議する。
隣地との擁壁などの補修や設置などは所有者が、宅地復旧支援制度などを活用し修復する。
地盤強化の工事に伴う各種車両の混雑が予想されるが、一般車両の通行や住民車両の駐車スペース等の対策はどのように行う予定か。
工事期間中は車両の通行止めや、宅地への出入り制限期間があるため、その時期については細かいスケジュールが決定次第ご連絡を頂ける。
住民の「対策工法同意」をいつまどのような手順ですすめていくのか。
また「同意書」の様式はどのようになっているか。
『意向確認、工法同意』については、2月~3月中に順番に連絡がきます。
平日や日中の対応が難しい方には夜間や土日も対応してくださるとのことです。
『同意書の様式』は、PDFをダウンロードしてご確認ください。「確認書」と「お願い文」について詳細に説明されています。
その他質疑応答
Q. 民地との境界部位はスケジュールのどのあたりか?
A. 測量スケジュールがあり今年の夏ごろには立会って見て頂く。登録は2020年の予定。
Q. 家屋が傾いて道路の方へ入っている気がする。越境する場合が心配。
A. 確認書を交わしますので越境物はその時に確認します。
Q. 塀などが越境していて道路工事の支障になるのではないか。
A. すぐに撤去とは言わないし都合に合わせて個別に相談させていただきます。
Q. 確認書の説明の中で、地盤改良した部分を改変する場合の届出の担当部署は?
A. 薬液注入した所を掘ってしまうと街全体の流動対策が弱くなってしまうため連絡をくださいという改変の届出です。めったにない事と想定しているが、復旧支援室へ。
Q. 窓口がバラバラだか事務所資料をまとめて提出できるなどありますか?
A. これまでの申請窓口は必要に応じて設置していた。今後も申請窓口は必要と考えているため相談中。
Q. 担当部署により違いがあるので一括して欲しい。復旧支援室が無くなった後の窓口は?
A. 違いの無いよう統一していく。復旧支援室が無くなっても土木部の中にできるなど、変わった先はお知らせします。
Q. 陥没していてかさ上げをする地域だが、個別に地質調査などを行い自分の責任で行うようにと聞こえた。本当に戻ってきて家を建てられるような状況になるのか。
A. 液状化に伴う大規模な流出が起きたのが今回。今後そのようなことが起きないよう対策を実施しますが、液状化対策は絶対とは言えない。しかし今回の対策により液状化を抑制することができると考えている。ただ、皆様が家を建てる時に杭が必要かどうかの判断はしかねるため、調査資料はお渡ししますので、杭が必要かどうかは住宅メーカーとご相談して頂きたい。
Q. 21号線の作業時間について、通行止めは不便なので早く通れるように時間などの融通を効かせて早く終わらせて欲しい。
A.9:00~17:00が基本。住宅地でもあるので夜間の作業は難しいと考えています。
Q. 水道管について、火災が起きない限り強いので地震に強いポリエチレンパイプを使って欲しい。
A. 来年は水道管の入れ替えを計画していて耐震管に替える予定、安心してください。
Q. 17ページの赤い字、対策工事の実施により建物に変異や変状が発生する可能性があるのですか。
A. この工法はゆっくり薬液を注入し水を押し出していく工法。圧力を加えながらなので盛り上がるなどなどの可能性がゼロではないためこのように書かせて頂いている。
Q. 家の土が全て流れている。その場合はどうなるの?
A. 今後家屋をどうされるのかにより変わる。残す、壊すにより支援制度が変わってきます。
Q.9ページの黄色は薬液を注入する宅地の部分、道路は深層混合処理工法はわかるが、宅地の地下水位が変わる可能性はないのか。
A. 地下水位については地盤改良した際に周辺に地下水が上がらないよう暗渠管を入れて対策を講じる予定。
Q. 最後のページ事前に予約をとなっていますが連絡先は?
A. 現地事務所は2名体制なのでお待たせする場合もあるのでご連絡を頂けるとスムーズです。市街地復旧支援室になります。
札幌市ホームページ⇒http://www.city.sapporo.jp/kensetsu/stn/satozuka.html
(連絡先電話番号はここには載せませんので上記ホームページで確認や、復興委員、または今回出席されていたご近所の方にお聞き頂けますようお願い申し上げます。)
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